ソーシャルスキルトレーニング シナリオ解説
10156 | トランプで勝ったよ |
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イントロダクション (1人称視点)
児童A
勝ったー
トランプで友だちに勝ったよ。
でも、友だちはぜんぜん楽しくなさそう。
君ならどんな言葉をかけるかな?
でも、友だちはぜんぜん楽しくなさそう。
君ならどんな言葉をかけるかな?
Ⅰ ちょっとした気づかい (1人称視点)
児童A
すごく、運が良かったよ。
児童A
もう一回やろうよ
児童B
うん
Ⅱ 大喜び (1人称視点)
児童A
勝ったあ、勝ったあ。
児童A
お前へただなあ、もう一回やるか。
児童B
もう、いや。
Ⅰ ちょっとした気づかい (2人称視点)
児童A
すごく、運が良かったよ。
児童A
もう一回やろうよ
児童B
うん
Ⅱ 大喜び (2人称視点)
児童A
勝ったあ、勝ったあ。
児童A
お前へただなあ、もう一回やるか。
児童B
もう、いや。
児童Bの表情を読み、気持ちを類推できるかが一つ目の課題です。瞬時に表情の変化に気が付き、そこから気持ちを読み取り、それに沿った行動・言葉かけをすることで、相手を思いやった行動が成立します。
対象児童の苦手な部分を探り、柔軟に対応してください。
パターンⅠのA君が「勝った、勝った。」と喜びを表すことは良いことです。その後の言葉に注目させて下さい。
表情の変化に気がつけない児童もいます。そのような児童には表情認知の課題を行ってください。
導入:
① 「イントロダクション」を見せる。
② 「君ならどうする」かたずねる。
③ 児童Bの表情の変化に注目させて、気持ちを言語化させる。
展開:
① すべてのパターンを見せる。
② 対象児童が児童B、指導者が児童Aになってロールプレイする。
③ 児童Bの気持ちをそれぞれのパターンで考えさせる。
④ どのような言葉かけをするかを考えさせる。
・ 表情から気持ちを類推できたか?
・ 児童Bの気持ちを言語化することができたか?
・ 自分なりに相手を思いやった言葉かけを考えることができたか?