ソーシャルスキルトレーニング シナリオ解説

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あいさつしよう

分類
対人マナー/あいさつ 自己の表現/視線 自己の表現/表情 
めあて
良いあいさつについて学ぶ。
難易度
★★☆
重要度
★★★
対象年齢
対象年齢: 幼児 小学生低学年 小学生高学年 中学生 高校生・大学生 
対象傾向
対象傾向: PDD傾向 注意欠陥傾向 多動傾向 LD傾向 
収録
基本パック

シナリオ

イントロダクション (1人称視点)

先生
おはようございます

 
朝、先生にであったよ。
さあ、あいさつをしてみよう。

Ⅰ 笑顔のあるあいさつ (2人称視点)

児童A
おはようございます

Ⅱ 顔を見ないであいさつ (2人称視点)

児童A
おはようございます

Ⅲ 笑顔のないあいさつ (2人称視点)

児童A
おはようございます

指導上のヒント

 PDDの傾向を持つ児童は、言葉以外の情報を重要視しないことがあります。
 同じ言葉でも、表情、視線、態度によって、相手の受け取り方が違うことを教えてください。
 まずは、言葉以外の情報に気づくことが大切です。

指導例

導入:

① 教室に入ってきたときのあいさつを観察する。
 あとで振り返りやすいように録画機能を使うとよい。
② 朝のあいさつについて聞く。
 どのような言葉で、どのような感じで言っているかを、再現させる。指導者が構えていると、普段とは違う姿になってしまうので、気を付けなければいけない。
 あとで振り返りやすいように録画機能を使うとよい。
③ 「イントロダクション」を見せる。

展開:

① すべてのパターンを見せる。
② どれが良かったかを聞く。
 もし、パターンⅠとⅡの違いがわらないから選べないようでも、本人の意見を尊重する。
③ それぞれのパターンの違いに着目させる。
 視線、表情、態度、声の調子などに注目するように示唆する。必要なら何度もビデオクリップを見比べさせる。
 わからない子どもには、着眼点を示唆する。
④ ロールプレイをする。
 対象児童を校長先生役、指導者が生徒役にすることで、あいさつをされた人の気持ちを体験させる。
⑤ 対象児童をにとって、一番心地よいあいさつの仕方を選択させる。
⑥ 役割を交代して、相手に心地よいあいさつの仕方を実際にやってみる。

評価

 ・ それぞれのパターンの違いがわかったか?
 ・ あいさつされた人の気持ちを考えることができたか?
 ・ 自分が良いと思うあいさつができたか?



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