ソーシャルスキルトレーニング シナリオ解説
10112 | おきなわに行くんだって |
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イントロダクション (3人称視点)
児童B
俺さぁ、今度の夏休み、家族で沖縄に行くことになったんだ
児童B
すごいだろ
男の子が女の子に
沖縄に旅行に行くんだって自慢しているよ。
女の子はどんなふうに答えるかな
沖縄に旅行に行くんだって自慢しているよ。
女の子はどんなふうに答えるかな
Ⅰ 自慢話をたたえる (3人称視点)
児童A
すごいね
児童A
行ったことないけど、海がきれいなんだろうな。
児童A
帰ってきたら、また話して
児童B
うん、楽しみにしとけよな
Ⅱ 自慢話で返す (3人称視点)
児童A
私、去年ハワイに行ったんだ。
児童A
ダイヤモンドヘッドから眺めた海がとってもきれいでさ。
児童A
あんなに感動したことはなかったよ
児童B
あっ、そう
相手の気持ちを考えて返答することがコミュニケーションの基本です。
児童Bの「すごいだろう」は客観的に「すごいかすごくないか」をたずねているわけではなく、単に同意を求めているにすぎません。
相手の自慢話に常に乗る必要はありませんが、自慢話だと気づいて対応できれば、コミュニケーションもスムーズにすすむことを伝えてください。
導入:
① 「イントロダクション」を見せる。
② 「君ならどうする」かたずねる。
展開:
① 両方のパターンを見せる。
② 指導者が児童A、対象児童が児童Bの役になってロールプレイする。
それぞれのパターンで児童Bの気持ちを考えさせて相手の返答によって、心地よかったり不快になることに気づかせる。
③ もっと良い返答があるか考えさせる。
・ 自慢話であることに気づいたか?
・ 相手の望んでいることがわかったか?
・ 自慢話を自慢話で返すことがあまり良くないことだとわかったか?
・ 自分の返答によって、相手が心地よかったり、不快になることがわかったか?