ソーシャルスキルトレーニング シナリオ解説

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授業中、先生に注意された

分類
対人マナー/謝罪 学校生活/授業中 
めあて
悪いことをしたときは、反省した態度で謝る。
難易度
★★★
重要度
★★★
対象年齢
対象年齢: 小学生低学年 小学生高学年 中学生 高校生・大学生 成人 
対象傾向
対象傾向: PDD傾向 注意欠陥傾向 多動傾向 LD傾向 
収録
基本パック

シナリオ

イントロダクション (1人称視点)

先生
しっかり教科書見なさい。

 
授業中、こっそり落書きしてたら、
先生に注意された。
君ならどうする?

Ⅰ ていねいに謝る (2人称視点)

先生
しっかり教科書見なさい。
児童A
あっ。すいません。
先生
気をつけてね
児童A
はい

Ⅱ 謝らない (2人称視点)

先生
しっかり教科書見なさい。
児童A
うるさいなっ。
先生
何ですか、その言い方は!!

Ⅲ ぞんざいに謝る (2人称視点)

先生
しっかり教科書見なさい。
児童A
はいはい。すいませんでした
先生
はいはいって、反省してないでしょ!!
児童A
謝ったじゃん。
先生
謝ってる態度には見えません!!

指導上のヒント

 謝っていても、態度によっては謝罪の気持ちが伝わらないことを学びます。
 対象児童がクラスでこのシーンと同様のトラブルを起こす際、問題の原因を事前に把握しておき、指導方法を工夫することが大切です。

指導例

導入:

① 「イントロダクション」を見せる。
② 「君ならどうする」かたずねる。
③ すべてのパターンを見せる。
④ 一番良いと思う謝り方を選ばせる。
⑤ いつもはどのパターンで謝っているかを選ばせる。
⑥ 児童にそのときの先生の怒り方も再現させる。

展開:

① 謝り方の違いで、先生の怒り方が変化していることに着目させる。
② 怒られた経験を思い出して、どうして先生は怒ったのかを考えさせる。
③ なぜ、そんな態度になってしまうのかを考え、「はずかしい」を我慢することで、相手を怒らせずにすむことを知る。

評価

 ・ さまざまな謝り方があることがわかったか?
 ・ 良くない謝り方は逆に相手を怒らせてしまうことが理解できたか?
 ・ 自分の気持ちに折り合いをつけて謝ることが大切であることがわかったか?



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