ソーシャルスキルトレーニング シナリオ解説
10140 | 中学生が道を聞いてきたよ |
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イントロダクション (1人称視点)
中学生
おう、このあたりに市民体育館があるだろ。
中学生
教えてくれよ。
友達の家に行く途中で知らない中学生が市民体育館の場所を聞いてきたよ。
でも、君は市民体育館の場所なんて知らないんだ。
君ならどう答える。
でも、君は市民体育館の場所なんて知らないんだ。
君ならどう答える。
Ⅰ ていねいに話す (3人称視点)
児童A
すいません、ぼく、知りません
中学生
そうか、悪かったな。
Ⅱ ぞんざいに話す (3人称視点)
児童A
そんなの知らないよ。
中学生
お前、生意気だなあ。
Ⅲ とてもていねいに話す (3人称視点)
児童A
すいません、ぼく、知りません。
児童A
あそこのコンビニで聞いてみたらどうですか
中学生
そうか、ありがとう。
友だちと話すような言葉遣いで年上の人と話す児童がいます。本人には悪気がなくても、相手は「馬鹿にされている」と考えるかもしれません。無用なトラブルを避けるためにも、年上の人にはていねいな言葉遣いを心がけるよう指導してください。
正しい敬語を使うことは難しいので、まずは相手が不愉快にならないことを目標にしてください。
導入:
① 「イントロダクション」を見せる。
② 「君ならどうする」かたずねる。
③ すべてのパターンを見せる。
④ 児童Aの対応の違いを説明させる。
Ⅱ、Ⅲではていねいな言葉遣いをしていることに気がついているか確認する。
展開:
① 年上の人にはていねいな言葉遣いを心がけるように教える。
年上の人に、いわゆる「ため口」で話すと、年上の人は「馬鹿にされている」と感じることを教える。
② さまざまな設定で、年上の人と話すロールプレイを行う。
・ クラブ活動、スポーツチームで話しかけられた時
・ 友だちの兄に話しかけられた時
など
・ 年上の人と話すときは、ていねいな言葉遣いを心がけることが大切だとわかったか?
・ 年上の人に、いわゆる「ため口」で話すと、年上の人は「馬鹿にされている」と感じることがわかったか。
・ さまざまな場面で、年上の人を不愉快にさせない話し方がわかったか?