ソーシャルスキルトレーニング シナリオ解説
10136 | ものさしを返しにきたよ |
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イントロダクション (3人称視点)
ものさしを借りていたので、
これから返しに行くよ。
君ならどのように返す?
これから返しに行くよ。
君ならどのように返す?
Ⅰ 黙って返す (3人称視点)
児童A
Ⅱ ていねいにお礼を言う (3人称視点)
児童A
ありがとう。助かったよ。
児童B
どういたしまして。
Ⅲ ぞんざいにお礼を言う (3人称視点)
児童A
ありがとう
児童B
う、うん
Ⅰ 黙って返す (2人称視点)
児童A
Ⅱ ていねいにお礼を言う (2人称視点)
児童A
ありがとう。助かったよ。
児童B
どういたしまして。
Ⅲ ぞんざいにお礼を言う (2人称視点)
児童A
ありがとう
児童B
う、うん
感謝の気持ちを適切に伝えられないのは
・ あまり感謝していない。
・ 感謝の気持ちを伝えるのが何らかの理由で嫌(恥ずかしい、不愉快等)。
・ 感謝の表現方法を知らない。
などの原因が考えられます。ビデオクリップを見た後に話し合って、対象児童がどこでつまずいているかを確認してください。
パターンⅡ、Ⅲを比べる中で、同じ「ありがとう」の言葉も、言い方や行動によっては、相手が不快に感じることに気づかせてください。
導入:
① 「イントロダクション」を見せる。
② 「君ならどうする」かたずねる。
展開:
① すべてのパターンを見せる。
それぞれのパターンについてどう思うかを言語化させる。
② 人に物を借りた時には、感謝の気持ちを伝えなければいけないことを教える。
③ 指導者が児童A、対象児童Bでそれぞれのパターンでロールプレイを行う。
同じ「ありがとう」の言葉も、言い方や行動によっては、相手を不愉快にさせることに気づかせる。
④ 指導者が児童B、対象児童が児童Aで、対象児童が良いと思う感謝の表現をロールプレイする。
録画機能や鏡を使って、表情、言葉遣い、行動が適切であるかを確認する。
・ 人に物を借りた時には、感謝の気持ちを伝えなければいけないことがわかったか?
・ 同じ「ありがとう」の言葉も、言い方や行動によっては、相手を不愉快にさせることに気づけたか?
・ 相手に感謝を伝える方法がわかったか?