ソーシャルスキルトレーニング シナリオ解説

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友だちにさそわれたけど…

分類
対人マナー/誘い・要求・依頼をうけたとき 
めあて
相手を不快にさせない断り方を学ぶ。
難易度
★★☆
重要度
★★★
対象年齢
対象年齢: 小学生低学年 小学生高学年 中学生 高校生・大学生 成人 
対象傾向
対象傾向: PDD傾向 注意欠陥傾向 多動傾向 LD傾向 
収録
基本パック

シナリオ

イントロダクション (1人称視点)

児童B
帰ったら、僕の家で遊ばない?

 
友だちが、家に来ないかと、さそってきたよ。
でも、今日は歯医者に行く日だし・・・。
君ならどうする?

Ⅰ ぞんざいに断る (2人称視点)

児童A
今日は無理・・・
児童B
何だよっ。

Ⅱ ていねいに断る (2人称視点)

児童A
ごめん。今日は無理なんだ。
児童B
そっか。

Ⅲ 理由を言ってていねいに断る (2人称視点)

児童A
ごめん。今日は歯医者の日なんだ。
児童B
そっか。じゃまた遊ぼうね!
児童A
うん。また今度さそってね。

Ⅰ ぞんざいに断る (3人称視点)

児童A
今日は無理・・・
児童B
何だよっ。

Ⅱ ていねいに断る (3人称視点)

児童A
ごめん。今日は無理なんだ。
児童B
そっか。

Ⅲ 理由を言ってていねいに断る (3人称視点)

児童A
ごめん。今日は歯医者の日なんだ。
児童B
そっか。じゃまた遊ぼうね!
児童A
うん。また今度さそってね。

指導上のヒント

 誘われた時に、失礼な断り方をすると、それまでの良好な関係が壊れてしまうことがあります。
 断らなければならない仕方ない事情があっても、相手には分かりません。ていねいな言葉で、その事情を相手に説明すれば、相手も不快な気持ちにならないことを教えてください。

指導例

導入:

① 「イントロダクション」を見せる。
② 「君ならどうする」かたずねる。

展開:

① すべてのパターンを見せる。
 それぞれのパターンで、断られた相手の気持ちを考える。
② 断られて嫌な気持ちになった人が、次も誘ってくれるかを考える。
③ 相手を不快にさせない断り方を、指導者といっしょにロールプレイする。
・ 遊びに行けない理由を話す。
・ ていねいな言葉遣いで話す。
・ 申し訳なさそうな表情をする。
・ 「また、誘ってね。」、「今度は僕が誘うよ。」を付け加える。
などに留意する。

評価

 ・ ぞんざいな断り方は相手を不愉快にすることがわかったか?
 ・ 不愉快になった相手は次から誘ってくれないかも知れないことがわかったか?
 ・ 相手を不快にさせない断り方ができたか?



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