ソーシャルスキルトレーニング シナリオ解説
10129 | ボールで遊んでいたら小さな子が近づいてきた |
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イントロダクション (3人称視点)
友だちとボールで遊んでいたら
小さな子が近づいてきたよ。
君ならどうする。
小さな子が近づいてきたよ。
君ならどうする。
Ⅰ 幼児を移動させる (3人称視点)
児童A
ここは危ないから、向こうに行って
Ⅱ 自分たちが移動する (3人称視点)
児童A
ここは危ないから、向こうでやろうか。
児童B
そうだな。
ADHDの傾向をもつ児童や、危険に対する想像力が豊かでない児童は、自分がけがをするだけでなく、他者にけがをさせる可能性も高くなってしまいます。
危険を正しく想像できない児童には、具体的な言葉で、危険を避ける方法を知識として与えてください。
導入:
① 「イントロダクション」を見せる。
② 「君ならどうする」かたずねる。
展開:
① 児童の問題点を把握する。
もし、正しい判断ができていなかったら、指導者は対象児童と話し合って、問題点を確認する。
・ 幼児は自分より弱く、簡単にけがをするという知識もしくは想像力。
・ ボールや自分の体が幼児に当たる可能性があるという想像力。
・ 幼児が傷つく可能性があるので、場所をかえようとする思いやり。
② 具体的で簡潔な言葉で、危険を避ける方法を知識として与える。
「小さな子がいる場所では、激しい遊びやスポーツをしないこと」等
③ 老人、体が不自由な人、妊婦などにも同様の配慮が必要なことを説明する。
・ 幼児は自分より身体的に弱く、傷つきやすいものだということがわかったか?
・ 自分にとっては何でもない衝突でも、幼児にとってはとても危険なものであることがわかったか?
・ 自分より弱い者には、思いやりをもって接する大切さがわかったか?