ソーシャルスキルトレーニング シナリオ解説
10111 | ノートをからかわれた |
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イントロダクション (3人称視点)
児童B
おっ、こねこのノートか
児童A
何だよ
児童B
これからこねこちゃんって呼んでいいか?
児童B
いいだろ、こねこちゃん
児童A
やめろよ!
児童B
こねこちゃ~ん
児童A
やめろよ!
児童B
こねこちゃん、こねこちゃん
児童B
こねこちゃん、こねこちゃん
白い服の男の子がコップの絵をからかわれているよ。
なぜ、こんな大騒ぎになったのかな?
考えてみよう。
なぜ、こんな大騒ぎになったのかな?
考えてみよう。
学校ではよくある光景です。
対処方法を間違うとずっと言われ続け、学校に行きづらくなる理由にもなることがあります。児童といっしょに、さまざまなパターンの対処方法を考えてください。
導入:
① 「イントロダクション」を見せる。
② なぜ、こんなに大騒ぎになったかを考えさせる。
展開:
① 腹が立つからといって感情的に反応すると、からかう側はよけいおもしろがって、からかいがエスカレートすることを教える。
② 指導者がからかう側の児童役となって、さまざまなパターンで回避方法をロールプレイする。
・ 冷静に「やめてください。」と言い続ける。
・ その場を「トイレに行ってくる。」と言って離れる。
・ 「やめて」としっかり目を見て言う。
・ 「やめて」と言った後は、無視する。
・ 先生にやめてほしいことを伝える。
・ からかわれている内容についてあっさりと肯定する。
どの場面でも有効な「正解」など無いことを教える。
発展:
① その後も言われ続けたらどうするかを指導者といっしょに考えさせる。
・ からかいに対して感情的になることはあまり良くないことだとわかったか?
・ からかわれた時の対処方法を考えられたか?